フランスでもまだ知らない窯があったのですね。

スイスとの国境にほど近い
Nans-sous-Sainte-Anne という美しい街で
１９世紀に製造されました
美しいレリーフ皿で

貫入が美しくて
ほとんどダメージの無い美品です。

（前回ご紹介したお品は完品で全くダメージが有りませんでしたが
こちらは貫が全体に美しく入り
リム部分に小さな釉剥げが１ケ所あります）


現存数が極めて少ないので
探そうと思っても
まず出てこない器だと思います。


クレイユの野いちごの器とレリーフは似ていますが
彫刻の様なレリーフのあり方が
クレイユよりも際立っていて
何とも格好良く

ほんのり青白い釉薬も素敵です。

とても良い手の古窯だったのですね　＾＾


フランシュ・コンテにあった窯ですので
これからの季節，夏作りの熟成コンテを盛りつけて
ジュラの白ワインとカジュアルに合わせたら楽しいと思います。

スイスのローザンヌも近いので
ミニャにローザンヌの美味しいショコラを美しく
盛りつけても・・。

実物は圧倒的な存在感で名品だと思います。

そしてこういう素晴らしい窯をご紹介出来ることが何より嬉しく思います。