個人的にとても好ましく思う器で
フランスで出逢えるとは思っていませんでした。

１８世紀後期〜１９世紀初頭頃でしょうか。
スペイン　マニセスの素敵な水差しです。

デルフトの影響を受けた時代のもので
製造時の虫食いや　手仕事ならではのフォルムの歪み
手描きの青のライン　手描きで赤ワインと書かれた様子
ちょっと土臭くもあり　でもちょっと洗練された様子もありで
心揺さぶる器だと思います。

釉薬の垂れや　赤土の覗いた様子
そして厚みがあるので　持った時にずっしりと土の重みが
わかるところにもテロワールを感じます
（画像で感じるよりも実物は大きく１キロ以上の重みがあります）

何よりそのコンディションに驚きました。
ラインや欠けなど一つもなく
残っていてくれました。

滅多に出てこないのでお探しだった方
ムスティエやデルフトをお好きな方に・・・

立ち姿と　わかりにくいのですが
後ろの釉薬の垂れ具合など渋くてしびれました

バルセロナで高いなって思った価格よりも
かなり可愛い価格にしてみました。
自分でも買える価格で。

年末年始　スペインの赤ワインを飲むときに
カラフとしても。
ちょっと洒落ていて楽しいと思います