何て美しいのでしょう。
初見でした。

ムスティエ窯　１８世紀中期〜後期頃。

花リムのフォルムの楕円スーピエールです
１８世紀後期〜１９世紀前半の　もう少し後の時代になりますと
このなみなみの花リムの形状ではなくなり　つるんとした手に。
もうこのフォルムの１８世紀のスーピエは
残っていないとおもっていました

ムスティエの名品だと思います

ムスティエ特有の指で弾くと奏でる金属音も
とても素敵で
現代もののムスティエ窯では　この白の釉薬の色は
再現できないといっていました　その白は
特に美しいと思います

蓋の持ち手も　お花のフォルムです
虫食い跡や　ほんのりピンク色の陶肌、
リムの形状の歪みなど
昔の手仕事の跡が素敵に見て取れます

蓋の持ち手の裏や蓋内側　脚の部分　他
チップはありますが
ラインや他大きなダメージありません
とても良いコンディションです

色を引き立てる白ですので
野山のお花を飾ったり
南仏のトマトにを使った伝統料理、
またムスティエ近郊で多く採れる
ラベンダーなど無造作に飾って・・・

静かで　美しく　本当に良い器だと思います


サイズ：本体２８×２０×１２センチ

３〜４人用です