触れるだけで温かな心持になって
手元や台所の棚にあるだけで 励まされるような そんな器です
スペイン窯の古手でシンプルな白錫釉の器、
日本やフランスはおろかスペインでも滅多に出て来ず
手がどこのものとも異なるので眺めるだけで楽しいので どうぞ遊んで帰って下さい
売れ残ったら自分で買うぞ！の奇跡の器です！
18世紀
スペイン バレンシア窯
恐らくALCORA窯かマニエス窯の古手です
とても高価に取引されているものです
南仏に住む スペイン人のおばあちゃんに直接譲って頂きました
バレンシアで生まれたおばあちゃんのお父さんのお家に
代々あったものだそうです
フォルムはフランス窯では出会ったこと無い わらじ型です
白釉に艶があり 製造時の極小の黒点がほつほつ全体に混じっていて
(白錫釉に昔は、混ざっていたのでしょうか？)
リムに刷毛で塗ったような表情がみてとれます
見込みにガラス質のくるくるキャンディーのようなくるくるが
光に翳すと感じられます。（説明下手ですいません）
18世紀バレンシアの土地の様子 人々の働く姿が感じられる器です
使用感若干あり、光に翳すと小傷が少し感じられますが
目立つ欠けやラインのないGOODコンディションです
大切に 大切に された跡がわかります
高台がまた素敵で、
フランス古陶よりはイタリア古陶に近いです
裏には極小の虫食い穴がいっぱいあり 製造時の黒点と混じり合っていて
昔のスペイン窯の手の見本のような気がします
いま、バレンシアの街の陶器市に行っても彩り豊かな器ばかりなので
本やミュゼの中の世界のものが実物として現れた感あります
ヨーロッパの古陶好きの方で
大切にしてくださるかたに・・
数少ないので もっともっと今後 高くなる器なので
自分で買える最期のような気がします
大自慢の器です！
バレンシアオレンジや パエリア、
自然の作物を！
ああああ いいです！
